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ロックの部屋

ロックの部屋

岡村孝子

I LOVE 【TAKAKO OKAMURA】(アフター・トーン)
After Tone

私にとって、岡村孝子さんは、理想に近い女性です。

【あみん】の頃から好きでした。寂しい時、落ち込んでいる時、深夜小さな夏目電球を点灯させて布団の中に横になって彼女の歌を聴きます。濁っていた心の煩悩が彼女の透明な声のフィルターを通って、子供や少年の頃に持っていた純粋な気持ちに引き戻されます。
涙が自然に流れてきます。歌で感動することができます、彼女の声、歌、詩はとてもピュアです。

『電車』
《仕事を始めていたずらに時間が流れてゆくけれど、けじめと名のついた卒業証書がほしい。誰もが自分の生き方を見つけて歩いてゆくけれど、私は変わらずに私でいるしかできない》

→そう、時は待ってくれません。変わろう変わらなければいけないと想い続けて、今日まで来てしまいました。けじめがつけられずに、昔と変わらない自分がここにいます。でも、彼女の歌は私を勇気づけてくれる。

『夏の日の午後』
《あなたがどんな遠くを見つめていてもかまわない。素敵な人に変わってね……会えなくなってもいつか私の心をあなたの色で染めるくらい》

→けして、素敵な人にはなれない私。でも素敵にならなければ……君をがっかりさせてはいけないもの。

『見送るわ』
《ちょっと背伸びをしていたあの日々が悲しい。がむしゃらにやさしさを奪いあっていただけ。生き方を変えてまで追いはしないけど、どんなものに変えてもほしい愛はあるのよ》

→君のことを独占していたいと、想い続けていた日々、けして旨くいったとは思わないけど、若さ故、君の心も体も全てが欲しかった。君だけを信じていたかった、君しか信じられなかった、あの頃が懐かしい。

『夢をあきらめないで』
《苦しいことにつまづく時もきっと上手に超えていける。心配なんてずっとしないで、似てる誰かを愛せるから。あなたの夢をあきらめないで、負けないように、悔やまぬようにあなたらしく輝いてね》

→いつも遠くにいて僕を励ましてくれる、そんな君が愛おしい。似ている誰かがいたとしても、君はたった一人僕には君しかいない。

『未知標』
《Remember気が付けば幼い日の心を忘れていつか移りゆく時の中に染まってしまう。青い海の向こう側に七色の虹があると、信じていたあの頃の私はどこに》

→忙しさに日々追われ、一つ二つと大事な物を落としていってしまう。気がついた時には、後戻り出来なくなってしまう。『七色の虹』人生は一度きり、やり直しはきかない。だから、色んなことに興味を示し楽しまなくては。発見は、生きている証。

『今日も眠れない』
《見えるものを見えると言えないことが多すぎて、誰もかれも利口に思えて今日も眠れない。闇が私を包む時にもきっと迷わない。輝く瞳だけは失くさないで生きたいから。いつの日かあの空を駆けめぐる鳥になる》

→君のことを気が付かない人々はたくさんいるだろうけど、僕には君が見える。だから、けして僕の事を忘れないで。君はもう、充分空を駆けめぐっていいんだよ。


(岡村孝子さんの離婚を昨日のニュースで知りました。結婚すると聞いた時、私の心の中では、正直「何故?」という気持ちが芽生えました。彼女のイメージとは違った人だったからです。昨年だったか、TVインタビューの中で、夫との生活を話していました。彼女自身の中でも、感性の違いをはやくから気が付いたようです。彼女にとって、結婚は相手よりも憧れのイメージが強かったのでしょうか?私生活はどうあれ、これから、もう一つ大きくなったシンガーソングライター【岡村孝子】の歌を聴かせて頂けると思います。彼女の歌に感動し、勇気づけられた私、これからも一ファンであることに変わりありません。)


(2003年10月10日記)


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